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Channel: 私の高橋真梨子論
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■クライストチャーチ5

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 つけ麺好きのガイド氏の夢は「クイーンズタウンでラーメン店を開業」することだとか。手打ちの麺をパスタ機で造るのだとか。クイーンズタウンでは「もやしや大根は高くて入らない」のが悩みのようです。「もやしは給料日の後に食べる」ほど「高い」と笑いを誘います。
 ガイド氏は仙台のローカル局で「ラーメンレポーター」を務めていたほどのラーメンマニアだとか。なんでも当地のラーメンコンプレックス開業時に一番乗りしたのが縁でレポーターにスカウトされたのだとか。「友人の弟さんにサインを求められた」ほどの人気者だったようです。
 ガイド氏の決意は固いようで「3年以内には開業」の準備を始めているようです。添乗員氏と我々一同、「次にやって来た時は、ガイド氏の店でラーメンを食べる」ことを誓ったところではありました。
 車窓には放牧された羊の群れが切れ目なく映ります。ガイド氏によれば「放牧される羊は圧倒的に雌が多い」のだとか。「雄は生後一年未満で食肉になる」ことがほとんどだと云います。「種付け用に40頭に1頭くらい」しか雄はいないそうです。
 雌は出産、毛刈りを繰り返すのだとか。ただ、6~7年で「歯がダメ」になるそうです。そうなれば、当然ながら生きていくことは困難になるでしょう。
 羊の肉は年齢によって価値が大きく異なるため、顧客に対して商品を保証するために格付けの仕組みがあると云います。ラム、マトン、ホゲットを分ける定義は国によって異なるそうです。ラムが最も高価であることは間違いありません。
 ちなみに、ニュージーランドでは次のように格付けされているとか。
1.ラム : 生後12か月で永久門歯がない雄または雌の羊
2.ホゲット : 永久門歯が1から2本の雌または去勢された雄の羊
3.マトン : 永久門歯が2本より多い雌または去勢された雄の羊
ガイド氏曰く「ニュージーランドではマトンは食べない」のだそうです。
 「ヘレン・クラーク」は、ニュージーランドを代表する著名な政治家でしょう。ガイド氏は少し政治の話もしてくれました。日本では考えられませんが、彼女は2人目の女性首相として3期9年に渡り国政を握りました。
 彼女は、1950年オークランド郊外のワイカト郡ハミルトン生まれで、父は農夫、母は学校教師だったそうです。オークランド大学で政治学を学び、1973年から1981年までオークランド大学助手、講師を務めています。そして、1971年にニュージーランド労働党に入党します。
 1981年の総選挙に労働党から出馬し初当選。住宅大臣兼環境保全大臣等を歴任し、野党・労働党党首となりました。1999年11月の総選挙で勝利し政権を奪取。第37代首相に就任し、3期連続して政権運営を担当しました。選挙により選ばれた初の女性首相であり、ニュージーランドの女性首相としてはジェニー・シップリーに継いで二人目です。

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