ガイド氏の話では、「ウェリントンは50万都市」だと云います。しかし、市場規模はオークランドが一番だとか。オークランドは経済の都と云うこともあり、企業幹部が居を構えることが多いそうです。そして、彼等を中心にファッション感覚で車を乗り換える向きが多いとか。
空港から市内へは「距離にして22km」だそうです。道の込み具合で変わりますが、「28分~45分」ほどとガイド氏は細かいことを言います。ニュージーランドでは、一般国道を「ステートハイウェイ」と呼ぶとか。一般国道は車も自転車も通行可です。
この日、オークランドも雨模様です。そんなに強い降りではありませんが、大きな水滴がワイパーに飛ばされています。「高速はモーターウェイ」だとガイド氏が言います。曰く「ゲートも通行券もなく無料」だそうです。こういった話を耳にするたびに、「日本の高速は一体いつになったら無料になるか」と考えてしまうのは小生だけではないでしょう。
「フロントガラスのガラス拭きで稼ぐ人がいる」とガイド氏は言います。南米等の貧国では珍しくもない光景ですが、ニュージーランドのイメージからすれば違和感があります。結構、貧富の差が大きい実態があるのかも知れません。
「2年前のラグビーワールドカップの際に規制強化された」とガイド氏は言います。やがて「法的規制の対象になる」可能性濃厚だそうです。日本も2019年に、このワールドカップを招致しています。まあ「ガラス拭き」で稼ぐ人はいないと思いますが、2020年東京五輪に向けて「おもてなし」の真価を問う試金石としなければならないでしょう。
国道は全て100km制限だと云います。「高速道路も99%無料」だとか。ガイド氏曰く「オークランドには有料の橋もある」そうです。「一般車2$。大型車4$くらい」だと云います。
2年前のワールドカップ(ラグビーの)で、4車線道路が6車線に拡張されたそうです。世界中から大勢の観光客がやって来たと云います。鉄道はなく、観光客の移動にはもっぱらバスやタクシー、レンタカーが活躍したとか。ちなみに、ニュージーランドの鉄道は貨物中心で旅客の営業は一部の路線で限られたものとなっているそうです。オークランド~ウェリントン間には通勤鉄道があるそうですが、観光客の利用には向かないようです。
オークランドの東には太平洋に続くハウラキ湾、南東に低いフヌア山脈、南西に浅瀬の入り江であるマヌカウ湾、西から北西はワイタケレ山脈があります。タスマン海のマヌカウ湾と太平洋のワイテマタ湾の間の狭い地峡に都市が広がっています。この地峡の最狭部は2kmもないとか。ここは、干潟になることもあるそうです。「鳥が餌を求めて歩く」のだとガイド氏は言います。オーストラリアとは2000km離れています。
パトカーの外観にも特徴があるようです。「白+オレンジは刑事課」「白+イエローが交通課」だとガイド氏が教えてくれます。
街並みは2階建てが主流だと云います。住宅地は密集しているそうです。歩行者用信号はボタン式です。ボタンを押すと「人形信号が点灯」するのは日本と同じ感じです。「青の時間が短い」とガイド氏は言います。「3秒くらいで、点滅が長い」のだとか。