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■テカポ4

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 ガイド氏曰くニュージーランドには「熊、蛇等、肉食獣はいない」とか。それで、「大き目の哺乳類が繁殖」するのだと言います。「フクロギツネ」は「ポッサム」の一種だとか。分類学的には有袋類カンガルー目(双門歯目)クスクス亜目の複数の科にまたがっており、厳密な定義はないと云います。
 ポッサムは、夜行性で日中は木の洞などに作った巣に隠れています。単独か、つがいとその子供で生活するそうです。生態系的には北半球におけるリスに類似するとされます。後肢の指は親指と他の指が対向し木の枝をつかむことが出来ると云います。また、人差し指と中指はくっついていて一本の指のように見えるそうです。雌雄の差が少なく外見からは区別が難しいのだとか。
 ガイド氏によれば、フクロギツネも夜行性で「夜間、車のヘッドライトに群がる」のだと云います。鷹や鴎は、フクロギツネの死体を食べるのだとか。
 隼もいるそうです。ハヤブサ=ニュージーランドファルコンです。このNZファルコンはニュージーランドの20$札にも描かれているニュージーランドの鳥の中ではキーウィバードと同等一般に愛されている鳥です。「死肉は食べない」とガイド氏は言います。NZファルコンは時速180kmとも云われる超高速で急降下して獲物を仕留めるとか。
 ちなみに空港ではファルコンを飼って、他の鳥を遠ざけているのだとか。バードストライクを避ける狙いでしょう。バードストライクとは鳥が構造物に衝突する事故を云います。主に航空機と鳥が衝突する事例を指すことが多いでしょう。飛行機ではジェットエンジンが主流の現在は空気吸入口に吸い込まれる事故が多く、特に旅客機のジェットエンジンは空気吸入口の直径と推力が大きくかつ地面に近いこともあるため、バードストライクが起こり易いのだとか。例えば、ボーイング777のエンジンGE90型に到ってはファンの直径が3m以上もあると云います。
 「ニュージーランドでは兎や狐は避けない」とガイド氏は言います。運転中の話です。100km制限の道路なので、無暗にハンドルを切ることは非常に危険です。ですから、動物が飛び出しても「轢き殺す」しかないのだそうです。
 「ポッサムは害獣」といった先入主もあるかも知れません。研究者は生態系への悪影響を懸念しているそうです。「兎も牧場に穴を開けるので」嫌われているとガイド氏は言います。「毒人参で、駆除を図るも上手くうなかい」のだとか。
 だから「容赦なく轢く」わけでもないでしょう。しかし、運転免許試験では「夜、兎が飛び出したら轢く」が正解だとか。「絶対、避けようとはしてはいけない」と教わるのだそうです。
 国立公園では罠を掛けるそうです。イタチ等もかかるとか。ポッサムは色が地味だと云います。肌触りは良く、堅いのだとか。毛の中の空洞に空気を溜めているそうです。白熊等と同じだと云います。毛は短いそうです。ちなみに、ポッサムの毛、100%という毛製品はないとか。40%くらいが一般的だと云います。

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