KB氏には、娘さんがいらっしゃいます。話の様子では、中学生くらいでしょうか。今年の夏は、この娘さんと奥様と家族で北海道に旅行されたとか。十勝の「木の上ホテル」だそうです。
所謂、「ツリーハウス」のホテルでしょう。木の上に、コテージが載っているようなやつです。娘さん、「五右衛門風呂が気にいったらしい」と云います。このホテルには、屋外と屋内両方に五右衛門風呂があるようです。娘さんは、どちらが気にいったのでしょう。
江戸時代初期から作られるようになった五右衛門風呂は、大盗賊・石川五右衛門が 、京都の三条河原で釜ゆでの刑に処せられたという伝説にちなんで名付けられたとか。 竈の上に鉄釜を据え、下から直火で沸かす風呂です。入浴の時は、浮いている底板を踏 み沈めて入ることは周知の通りです。これを知らずに下駄を履いてお風呂を壊したのは「東海道中膝栗毛」 の主人公、弥次・喜多コンビだったことも良く知られているところでしょう。
五右衛門風呂は、鋳鉄製の風呂釜なので薪の残り火や風呂釜自体の余熱 で、お湯が冷めにくいことが特徴です。 また、余熱によりお湯自体が常に循環しているため、常に温かい湯が体に当たり、湯冷めしにくいと云います。
ちなみに、KB氏の娘さん、「小学4年生になってから一緒に風呂に入ってくれない」そうです。父親としては、寂しいことでしょう。ただ、このホテル、アウトドア派には最高の場所かも知れません。
KB氏は家族で海外旅行されることも少なくないようです。御年頃の娘さんも「海外には喜んで付いて来る」とか。来年は、アラスカに行く予定だそうです。アラスカもアウトドア趣味の向きには良いかも知れません。
KB氏に因れば、「アラスカの蚊は服の上から刺す」とか。アラスカ旅行するなら、この蚊が「死滅する8月下旬が狙い目」なのだと云います。それと、KB氏には「無料航空券の期限」という制約もあるのだとか。8月下旬であれば、娘さんも夏休みで問題ないですね。
湖畔でセグウェイやフィールドアスレチックに興じた後は、町で買い物です。KB氏やYご夫妻とは一旦お別れです。小生とS氏は、酒屋でビール等仕入れます。
サッポロプレミアム640ml、スパイツ350ml*2缶にチップス2袋で締めて15$75cでした。20$札を出して釣銭を頂きました。
買い物袋を下げて、S氏と徒歩でホテルに向かいます。「Peppers」の看板を見たので、ここからホテルの敷地内に入りました。しかし、似たような建屋が多く、番号標識を手掛かりに我々のコテージを探したのですが、容易ではありせん。ウロウロしていると、ホテルのスタッフと思しき恰幅の良い女性が親切に案内してくれました。
501Bのコテージに戻って、まずはシャワーです。浴室は、バスタブとシャワールームの分離型?です。バスタブに湯を貯めて浸かります。シャワールームのシャワースタンドの位置が外人仕様?で過ぎるので、下に調整しました。タオル掛けの位置も不便です。バスタブ側にタオル掛けがあり、バスタオルは洗面シンク側です。